『祝花』でパーティーを華やかに! 贈る際に知っておきたい5つのポイントもご紹介!
パーティーや式典など、様々な祝いの場を華々しく彩る『祝花』
見た目にも美しく華やかな様子は、その場に集まった人々を和ませています。
今回はそんな祝花について、その種類や、贈る際注意したいポイントを解説していきたいと思います。
目次
祝花とは?
祝花(いわいばな)とは、建物の完成や店舗のオープンなどの様々なシーンでお祝いの意味を込めて贈られる花のことです。
身近なものだと、結婚式や誕生日祝いなどでも目にする機会があるかもしれません。
ビジネスが関係する場合は、季節の花を用いたフラワースタンドや胡蝶蘭などが選ばれることが多く、お店の開店祝いなどであれば、華やかでお客様の目を引く祝花は宣伝の効果も期待できます。
祝花の種類
胡蝶蘭
祝花の中では定番の花の一つで、花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」。
その名の示す通り蝶によく似た形の花が特徴
蝶は「長寿」や「不滅」の象徴とも言われ、蝶の名を冠した胡蝶蘭には「幸せが飛んでくるように」と言った願いが込められています。
ハウスでの栽培盛んにおこなわれているため一年を通して入手が可能な点も選ばれやすい理由の一つです。
フラワースタンド
生けた切り花をスタンドで設置する祝花。
色とりどりの花を生けることができるほか、高さも出せることから非常に華やかで目を引く見た目にすることが可能です。
最近ではバルーンなどの小物を用いて、装飾をより豪華にすることもできるため比較的カジュアルな祝いの席でも人気なのだそう。
より豪華なアレンジとして、花を2段で設置することもあります。
アレンジメントフラワー
カゴや陶器などに華やかに花を生けるアレンジメントフラワー。
花を整え、飾り付けることで、花本来の美しさを楽しむことが出来ます。
記念日の贈り物などでも人気で、自宅などでそのまま飾ることができる気軽さも魅力の一つと言えるでしょう。
プリザーブドフラワー
特殊な保存加工(プリザーブド加工)を施した花。
長期間枯れることなく生花のような美しい姿を保ち、水やりなどの手入れが不要なことが最大の特徴です。
また、保存加工の際に花の調色が可能なため、現実にはない色の花を作り出すことも可能。
豊富なカラーバリエーションを活かして、贈りたい相手の好みやコーポレートカラーに合わせたオーダーメイドなどができる点もプリザーブドフラワーの魅力の一つです。
観葉植物
インテリアとしても大変人気な観葉植物。
「祝花なのに観葉植物?」と思われる方もいるかもしれませんが、観葉植物にもそれぞれ花言葉や植生にちなんだ意味があり、様々なシーンで贈り物としても人気なのです。
また、観葉植物は正しくお手入れをすれば、種類にもよりますが非常に長い期間楽しむことができます。
共に成長も感じられる観葉植物は、物事の新たなスタートなどを祝う際にはまさにうってつけの贈り物と言えますね。
祝花を贈る際に気を付けたいポイント
予算
花の予算は贈る相手との関係性により様々です。
個人が友人・知人へ贈るのであれば5,000~10,000円程、親族へ贈るのであれば10,000~20,000円程度が相場だと言われています。
企業・法人間の場合ですと10,000~30,000円が一般的な相場とされ、重要なお取引先などの場合はさらに高額になるケースもあるようです。
もし、相場より低い価格で用意してしまうと、他のお花と並んだときに見劣りする可能性があり、逆に相場よりも高すぎると他に並んだお花を見劣りさせてしまったり、相手に気を遣わせてしまうことも考えられます。
相場を理解し、適切な金額でご用意ができるよう注意しましょう。
立て札
お祝いを贈る際には、立て札(木札)やメッセージカードを付けて贈るのが一般的です。
また、花屋さんによっては無料でご用意いただけることもありますが、サイズや文字数などによっては有料になるケースもあります、確認の際には注意しましょう。
立て札には大きく3つの項目を記載します。
① お祝いの文言
「祝 竣工」や「祝 開店」というような、お祝いの文言を記載します。
一番メインの文言のため中央に記載します。
② 送り主名
だれが贈った花なのかが相手に分かるよう記載します。
法人やグループで送る際には法人名や所属などを明記する必要もあります。
また、送り先との関係性のアピールにもなるため、ビジネスシーンではとても重要な項目と言えます。
③ お届け先名
こちらの項目は記載が必須というわけではありません。
「誰へのお祝いなのか」が分かった方が良い場合は記載した方が良いでしょう。
(例:開店や開業、昇進や就任、講演会やイベントへの出演など)
【立て札へのメッセージの記載について】
簡単なメッセージであれば立て札に記載できる場合もありますが、基本的にはあまり多くの文言は記載しません。
別途伝えたいメッセージがある場合には、メッセージカードを活用しましょう。
サイズ
祝花には様々なサイズがあります。
例えばフラワースタンドであれば、小さめのものであっても高さは1~1.5m、横幅0.5~1mと相当な大きさになります。
複数並ぶとかなりのスペースが必要になるため、せっかく送られても置くことが出来ないという事態に陥ることも考えられます。
送り先の事情も考慮し、必要であれば事前に確認するなどの注意が必要です。
配送
祝花は届ける際にも注意が必要です。
あまり早く届いてしまうと邪魔になってしまったり、花がしおれてしまったりすることが考えられます。
かといって、開店や式典の準備で忙しくしている最中に届いてしまうと、かえって迷惑をかけてしまいます。
必要な日の早い時間帯、もしくは前日を目途にお届けするように手配しましょう。
(時間指定ができない場合は前日が良いでしょう)
花の種類や色
祝花は贈る花の種類や色についても注意が必要です。
大きく四つのポイントに分けて注意すべき点をご紹介いたします。
・弔事を連想させる花
日本菊や彼岸花などの弔事を連想される花は祝花には適さないと言われています。
また、祝花を白の色味で統一することも、同様に弔事を連想させるとされるため注意しましょう。
・赤い花
赤は「赤字」「火事」「血」といったネガティブなイメージを連想させるとして、赤い花や装飾は避けた方がよいとされています。
なお、全体の中でアクセントなどに使用する分には問題ありません。
・トゲのある花
相手を傷つけることをイメージさせるとして、トゲのある花も祝花には適しません。
定番の薔薇など、トゲのある花を使用する際はトゲを取り除いて使用しましょう。
・ネガティブな花言葉を持つ花
ネガティブな花言葉を持つ花も祝花には不向きとされていますので注意しましょう。
代表的なものだと「マリーゴールド(嫉妬、絶望、悲しみ)」や「黄色いカーネーション(軽蔑)」などが挙げられます。
まとめ
ここまで祝花について解説させていただきましたが、一番大切なことは「相手へ、心を込めて贈ること」です。
祝花に適さないとされる花や色であっても、贈る相手が好きな花であったり、コーポレートカラーなどが関連した色であった場合はその限りではありません。
先に述べた注意事項もあくまで参考としてお考えいただき、最終的には贈る相手に合った花選びができるようにしましょう。
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