『立食パーティー』へ招待された際に押さえておきたいポイント6選
パーティーと聞いて、真っ先に立食パーティーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
立食パーティーは、大勢の中を移動する必要があったり、お皿やグラスなどの扱いにも注意が必要だったりと、着席形式とは異なる気遣いが必要になります。
今回はそんな立食パーティーに招待された際に押さえておきたいポイントや基本的なマナーを、ビジネスシーンを中心にご紹介!
目次
『立食パーティー』とはどんなパーティー?
立食パーティーとはその名の通り立食形式で開催されるパーティーのこと。
結婚式の二次会や同窓会などで、比較的馴染みのある方も多いかもしれませんね。
立食形式で開催する主なメリットは、参加者が移動する自由度が高く、参加者同士の交流が生まれる点です。
企業の創立記念パーティーやレセプションパーティーなど、ビジネスシーンにおいても立食パーティーは増えており、これらも交流が一つの目的であることから、立食形式が選ばれていると考えられます。
立食パーティーに参加する際、押さえておきたい6つのポイント
立食形式の目的を理解する
パーティーは主催者がどのようにおもてなしをしたいかによって形式が変わります。
立食パーティーの場合は、前述のとおり『交流』が主な目的の一つであるため、この点に留意した立ち振舞いを理解しなければなりません。
例えば、一人でいる時間が長くなってしまうと、主催者から「居心地が悪いのではないか」「楽しめていないのではないか」と気を使わせてしまう恐れがあります。
そのためパーティーが始まったら、会場内ではできるだけ他の参加者と交流ができるよう心がけた方が良いかもしれません。
特にビジネスシーンではパーティーの趣旨に沿った振舞いが重要になるため、注意しましょう。
立食パーティーに適した服装
服装や持ち物を選ぶ際、まずはパーティーの内容・趣旨を理解することが大切です。
ビジネスシーンであれば、男性はスーツ、女性はスーツやワンピースでの参加が基本となります。
※招待状にドレスコードが記載されている場合にはそれに合わせれば問題ありません。
また、立食パーティーでは長時間立って動くことが多いため、靴は履きなれたものを選んだ方がよいです。
ただし着席よりも足元が目立つため、汚れやキズには気を配るようにしましょう。
アクセサリーを身に着ける際も、華美なものは避けて他の方にぶつかったり、ひっかけたりすることの無いように注意が必要です。
立食パーティーでの持ち物
立食パーティーでは握手などの挨拶から交流が始まることも多いため、なるべく手が自由な状態でいることが望ましいです。
そのため荷物については、肩からかけられる小さなカバンや貴重品以外のものはクロークに預ける、又は会場内に荷物を置くスペースが用意されていればそちらを利用します。
また、立食パーティーでは多くの方と名刺を交換する可能性が高いです。
クロークへ荷物を預けてしまう前に、名刺入れには普段よりも多めの枚数が入っているか確認しておくとよいでしょう。
立食パーティー開始までの流れ
到着が早すぎると会場が準備中など忙しくしている場合もあります。
会場へは5~15分前を目安に到着しておくとよいでしょう。
パーティーの開始前であれば、主催者の方へ余裕をもってご挨拶に伺うこともできます。
なお、挨拶へ伺った際に他の人と話をしていたり、パーティーの司会が始まってしまった場合は機会を改め、パーティーの中で必要に応じて挨拶に伺います。
また、万が一到着が遅れそうなときは、会の進行に影響が出ないよう早めに連絡をしましょう。
ウェルカムドリンクっていつ飲むもの?乾杯前に飲んでもいいの?
会場に到着するとウェルカムドリンクとして飲み物が提供されている場合があります。
これは乾杯までの待ち時間にお飲みいただくように提供されているため、すぐに飲んでかまいません。
乾杯前に飲み終えて、乾杯用のドリンクは新ためて手元に用意しておくようにしましょう。
※スパークリングワインなどの乾杯用ドリンクが別で提供されるケースもございます。
立食パーティーでの食事で注意すべきポイント
・会場内に並んでいる順に沿って料理を取る
会場内の料理は、並んでいる順番に沿って取ります。
料理を取っている人の間に割り込んだり、人の流れに逆らうことの無いよう注意しましょう。
取り終えたら他の人の邪魔をしないよう、料理の前からは速やかに移動します。
食べる際にはコース料理の食事順を意識して前菜から食べるとよいでしょう。
・取る料理は適量を意識する
1度にお皿に取る料理は、食べきれる適量を意識して取り分けます。
お皿のサイズにもよりますが、前菜3種類、メイン料理2種類くらいが綺麗に見える目安と言われています。
また、パーティーの最中はお皿を手で持つことになるため、その際のスペースを確保しておくことも大切です。
お皿全体の4分の1くらいは空けておくようにしましょう。
・1度に使う皿は1枚に
基本的に立食パーティーでは、料理を盛り付けたお皿やグラスを持ったまま、移動し交流を行います。
1度に複数のお皿を持ってしまうと、咄嗟にお皿を置く場所がなかったり移動の邪魔になってしまったりする可能性があります。
そのため、手に持つお皿は1枚にとどめておくことがベターです。
使用済のお皿は会場内のスタッフに任せるか、回収場所があれば指定された場所へお皿を戻すようにしましょう。
2回目以降に料理を取りに行く際は、新しいお皿を使用して問題ありません。
・お皿は左手でグラスと一緒に持つ
立食パーティーではなるべく片手を自由にしておくため、お皿とグラスを左手でまとめて持つのが一般的です。
お皿の外側にグラスをのせ、お皿とグラスの底部分を親指と人差し指ではさみ、残りの指でお皿の底を支えるようにして持ちます。
お箸やフォークはお皿の下で先端を自分に向けて中指と薬指で挟むようにして持ちましょう。
もし持ち方に自信がない場合はサイドテーブルにお皿を置きつつ食事をしてもかまいません。
また、積極的に交流を行うのであれば食事は最低限にとどめ、グラスのみを片手に会場を移動してもよいかもしれません。
会場内の椅子には腰かけてもいいの?
立食パーティーであっても、会場の壁沿いや後ろ側に椅子が用意されている場合があります。
これらは基本的に高齢者や疲れた人、体調がすぐれない人などのために用意されているものです。
そのため、多少の使用であれば問題ありませんが、長時間占有してしまうことなどはないように注意しましょう。
途中退席する場合はスマートに
立食パーティーは比較的会場への出入りが自由なことが多く、途中から入室したり、退席したりするケースがあります。
特に退席の際は、会場の雰囲気を壊さぬようさりげなく退席することもマナーの一つです。
また、途中退席することがわかっている場合は、最初の挨拶の際に前もって断っておき、時間になったら目立たないように退出できればスマートです。
最後に
これまで立食パーティーについてのポイントをお話させていただきましたが、やはり一番大切なのはパーティーそのものを楽しむことです。
立食パーティーに初めて招待されたときなどは、どのように立ち振る舞うべきなのかも悩んでしまい緊張してしまうかもしれません。ですが、主催者もきっと参加者の方々には楽しんでほしいと願ってパーティーを開催しているはずです。
食事や会話を楽しみながら必要なポイントは押さえる、そんな余裕のあるスマートで大人な振る舞いができると素敵ですね。

この記事へのコメントはありません。